棟瓦の補強工事をさせていただきありがとうございました。

前回とは違って今回はヨーロピアンタイプの瓦屋根でした。

熨斗瓦を積んでいく作業がない分少し手間が少なくなる施工になります。

こちらが施工前の状態です。丸の瓦の下の漆喰部分が劣化していて剥がれかけているのが分かります。

直ぐに雨が漏るという状況ではありませんが補修を始める段階ではあるかと思います。

始めに既存の棟瓦を除けて棟についていた泥や漆喰を撤去します。

続いて棟瓦を固定する下地となる材木を施工していきます。

キョウカ棟という金具を使って材木を適正な高さに調整するのがポイントになります。

この道具はホームセンターとかではお目にかかれないものなので、個人での修理が難しいト所になります。

続いて強化棟の周りになんばんを塗っていきます。漆喰とはちょっと違い屋根の泥と漆喰が一緒になったものになります。

キョウカ棟と材木を固定する役割がありますが、身近なコンクリート材と比べて粘り気が強く、屋根での細かい作業により適した素材となっております。

最後に除けておいた棟瓦を戻して完成となります。

先程打った材木に向かって、棟瓦の脳天からビスを打ちしっかりと固定されています。

今回の施工工期は２日間でした（足場施工を除いて）。

勾配がきつい屋根だったため足場施工を要しましたが、このタイプの棟瓦では２日あればそこそこ作業ができます。

屋根の雨漏りや突然の営業に指摘され不安になってしまったなど、屋根はなかなか見れない部分で心配になると思います。

弊社では、現場調査からお見積りまで無料にてさせていただいております。

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