棟瓦の積み替えをさせていただきました。

非常に目につきにくい部分ですが、場合によっては落下の恐れがあったりとすることもあるので塗装をしたりで足場をかけたりで屋根に登る機会があればチェックをしたい箇所です。

 

始めにこちらが施工前の写真です。

一見問題なさそうにも見えますが・・・・

 

近くを見ると棟瓦がずれています。

勝結束している針金も切れており、瓦が置いてあるだけの状態です。

致命的とまでは言いませんが、大きい地震の際に落下の危険性は少なくとも考えられる状況です。

 

一部鬼瓦もずっこけ状態でした。

 

作業開始です。

既存の棟瓦を解体します。

積んである漆喰や瓦の土も撤去いたしました。

 

台面造りです。

なんばんと呼ばれる瓦屋根専用の材料を置いてその上に瓦を並べていきます。

このなんばんという屋根材は基本的には瓦屋さんでないと入手できない材料なので、訪販業者の場合はこれを使わずに修理をする場合があります。

 

二辺目三辺目の施工です。

ここでもなんばんを使って瓦を乗せていきます。

 

最後の丸熨斗を積んで針金結束をします。

これによって瓦の落下の危険はなくなりました。

 

以上で完成です。

解体をして同じものを戻しただけなので大きな違いは分かりにくいですが、きっかりと補強されました。

瓦の上が砂で少し汚れましたが、雨が降ればすぐにきれいになります。

最近は突然営業に来る屋根の訪販会社が多いですが、このように細かい劣化は屋根に登って至近距離で調査しないと分かりません。

訪販会社による営業は９９パーセント嘘が混ざているためご注意ください。

 

近くだとこんな感じです。

施工前よりは瓦のずれが無くなったのが分かるかと思います。

 

今回の施工工期は２日でした。

元々は塗装工事がメインでしたが、屋根を見たら劣化が見られたことにより今回は工事をさせていただきました。

先程も述べた通り、調査して気づくことが多いのが屋根の劣化です。

足場をかけたりして屋根を見る機会があれば、是非一度チェックをしていただけたらと思います。

 

屋根に関してお困りごとや、雨漏りが心配と見えない部分だからこそ不安なことは多いと思います。

そんなお客様を助けるため板橋区を拠点に創業して９０年。

屋根の被害が出てからでは手遅れなこともあります。

些細なことで構いません。屋根に関して何か気になることがあればお気軽にhttp://horiekawara.jp/contactまでお問い合わせください。

現場調査からお見積りまでは無料にてさせていただいております。