棟瓦の積み替えをさせていただきました。

瓦自体は非常に耐久力のある屋根材ですが、瓦に絡む漆喰やら土はどうしても劣化してしまいます。

それによりずれやら、最悪落下ということもあるため定期的にチェックをしていきたい箇所です。

 

こちらが施工前の写真です。

写真中央の大棟がやや曲がっています。瓦に絡む土が傷み始めてきていますね。

 

近くで写真を撮りました。

熨斗瓦がずれて一歩間違うと落下してしまいそうです。

漆喰や屋根土の強度が弱くなっている為、一度棟瓦を解体して新しい面戸を使って積み直します。

　

 

棟瓦を解体しました。

その後新規で使う屋根専用の面戸（写真の白の袋）も荷揚げします。

　

 

軒先の鬼瓦を針金で釣って、黒い屋根用の面戸（なんばん）を使って大面を作ります。

　

 

瓦が落下しないように向かい合っている熨斗瓦同士を針金で釣っておきます。

 

ひたすらなんばんを適量置いて熨斗瓦を積んでいきます。

 

三つ又部分も針金で釣っておきます。

 

大棟も大面を作ります。

 

ひたすら積んで最後は丸熨斗を乗せて針金でしっかりと縛ります。

 

以上で完成です。

新規の屋根材を使っていない為施工前と同じにはなりますが、棟瓦の補強は完璧です。

作業をして屋根の埃が若干散ってしまいましたが、何度か雨が降ればきれいになります。

 

　

 

今回の施工工期は４日でした。

軒先の作業があるため積み直しは基本的には足場の設置も必要となります。

切妻の屋根で勾配が緩い場合なんかは足場なしで作業もできますが、そのあたりは現場調査をして判断をさせていただきます。

 

今回の施工費用は

 

￥１２，０００-/m（税込）

 

実際に棟瓦の辺数、勾配、長さ、現場状況等によって変わってきます。

 

屋根に関してお困りごとや、雨漏りが心配と見えない部分だからこそ不安なことは多いと思います。

そんなお客様を助けるため板橋区を拠点に創業して９０年。

屋根の被害が出てからでは手遅れなこともあります。

些細なことで構いません。屋根に関して何か気になることがあればお気軽にhttp://horiekawara.jp/contactまでお問い合わせください。

現場調査からお見積りまでは無料にてさせていただいております。