瓦屋根の雨漏り修理をさせていただきました。

こちらが修理前の写真です。

棟、桟すべてきれいに葺いてある状態でした。

見た目ではなかなか雨漏りの箇所を見つけることができませんでした。

お客様は小さい雨漏りではありますがどうしても気になるとの事。

雨漏りが予想される箇所を一度剥がして下葺きをして葺き直す工事をしていきます。

　

 

既存の瓦、棟を解体していきます。

若干ではありますが水が浸みた跡がありました。

ここが考えられる雨漏り箇所です。

 

瓦、桟木を撤去しました。

 

下葺きをし直します。

この使用している下葺き材が防水紙になります。

田島ルーフという防水紙で耐水性が非常に良くなっています。

これを使うことで浸水することはまずないと思います。

 

新規の桟木を打ち込みます。

この桟木に瓦を引っ掛けていきます。

この桟木打ちと先程の下葺きが今回の工事のポイントです。

 

避けておいた瓦を桟木に引っ掛けて葺き直します。

 

桟をすべて葺き直しました。

 

鬼瓦をとって・・・

 

棟とりをしていきます。

なんばんという瓦専用の漆喰材を使って棟をとります。

見た目黒いコンクリートのような感じですが、粘りかあり細かい作業に適しているのが特徴です。

　

 

頂上の丸熨斗を被せて針金で結束して完成です。

 

葺き直しが終わりました。

これにて終了です。

屋根材を再利用している為見た目変化は見られませんが、下葺き材と桟木を取り換えたため防水力、瓦の強度共に大きく変わりました。

瓦屋根の場合新たなる屋根材を使ったリフォームをせずに、コスパよく今回のような修理ができるのは最大のメリットです。

 

今回の施工工期は２日でした。

新規の屋根材を使うことなく、桟木、防水紙のみでコスパよく補修できるのが耐久性のある瓦の最大のメリットだと思います。

基本的に瓦屋根の場合はこのように補修することで原因が分からなくても、大体は雨漏りを防ぐことができます。

 

参考までに価格としては

 

 

￥１２５００-～/平米（税込）

内訳は施工手間、新規材木、新規防水紙、廃材撤去費、資材運搬費等になります。

また、屋根勾配等の現場状況により価格は変動します。

 

屋根に関してお困りごとや、雨漏りが心配と見えない部分だからこそ不安なことは多いと思います。

そんなお客様を助けるため板橋区を拠点に創業して９０年。

屋根の被害が出てからでは手遅れなこともあります。

些細なことで構いません。屋根に関して何か気になることがあればお気軽にhttp://horiekawara.jp/contactまでお問い合わせください。

現場調査からお見積りまでは無料にてさせていただいております。