今回は瓦の葺き替え工事になります。

古い屋根だと屋根に乗っている屋根材が重いものが多く、耐震を気にされる方も多いのが現状です。

こちらが施工前の状態になります。

セメント瓦と言ってその名の通りセメントでできています。

現代ではもう問屋にも出回っていない屋根です。

丈夫ではあるけどとにかく重たい！

かつ屋根材の下も劣化が進んで雨漏りもちらちらといった状況の為、思い切って全面葺き替えのリフォームをしていきます。

 

 

始めに既存の瓦を撤去していきます。

所々、持っている箇所が黒くしみています。

瓦屋根の場合屋根材とのつなぎ部分に隙間が若干空いて若干水が入ってしまうのは仕方ないのですが、防水シートで雨水をシャットアウトできるはずが劣化によってできなくなっています。

 

続いて新しく下地を打っていきます。

今回使用しているのは１２ｍｍの板になります。

現代の木造新築で使われている一般的な下地材となります。

 

続いて防水シートを張ります。

既存で使われていたのとは比べ物にならないくらいの耐水性と耐久力があります。

このままでも２か月ほど雨が漏ることはありません。

 

続いて新規の屋根材を施工していきます。

今回使っている屋根材はコロニアルという屋根材です。

最近の新築はガルバリウムかこのコロニアルのどちらかではないでしょうか。

スレートタイプになりますが、アスベストは使われていないので環境面にも配慮されています。

 

続いて棟板金の施工です。

頂上の部分に穴が開いてしまうのでそこの部分の雨じまいになります。

 

中央部分には換気口を付けました。

これによって通気がよくなるメリットがあります。

こちらはオプションになるため、施工する場合は追加の料金が発生します。

 

以上で完成となります。

瓦屋根に比べて重さは半分になりました。

見た目も平らですっきりです。

 

今回の施工工期は４日でした。（足場施工は別）

瓦をリフォームする場合は解体→野地工事→新規屋根施工とそれなりに手間がかかってきます。

また近隣に砂誇りが飛ばないようにするために足場の設置も必須となります。

瓦は耐久性が高いメリットがある分、瓦の下地のほうが傷んで雨漏りしやすくなる傾向があります。

雨漏りはもちろん屋根に関することは何でも相談に乗っています。

些細なことでもお気軽のお問い合わせいただけたら嬉しいです。